ある夏。
週末、買い物に行った時のことです。
店に入ると正面に「虫コナーズ」が
山のように積んであって、
そういう季節になってきたなぁと、季節を感じつつ、
普段からよく目にしているそのネーミングに
やっぱり凄いな!といつも感動しています。
「虫コナーズ」
すごく素敵なネーミングだと思いませんか?
だって商品名だけで
「虫が来なくなるんだな」って
すぐ分かるじゃないですか。
それにクドさがない。
フレーズもすんなり頭に入ってくる。
だから忘れにくい。
おつかいを頼む時も
「虫コナーズ買ってきて〜」と頼みやすい。
名前を忘れても
「何か虫けーへんくするやつ」
「あぁ虫コナーズか」
みたいな感じです。
商品名がずっと変わらず、
しかもシリーズが増えていると言うことは、
売れてる証拠でもあります。
(名前だけの成果ではないと思いますが)
商品には、目に入った一瞬でどんな商品かを理解し、
記憶してもらう必要があります。
その役割をするのが商品名です。
以前に
「商品価値と広告デザインのコンセプトは重なる」
という話をしましたが、
それとも通ずる部分があって
商品価値を伝えるコンセプトは
商品名にも現れます。
そして、どれだけ共感やイメージを共有できるかが
売り上げに直接関わってくるのですが、
「虫コナーズ」は
それをしっかりやっている優等生の一つです。
ネーミングはすごく大事ですよ。
これを変えただけで
今まで売れていなかったものが売れだしたり、
売り上げが何倍にも何十倍にもなったり。
商品名は凄い力を持っています。
だから自分の商品は
我が子のように愛情をもって命名し、
世に送りすようにしています。
なかなか難しいですが、
その分反応のいいネーミングができた時は最高です。